
✦ THE NUMBERS ✦
いくら稼げるのか
「トップは月◯千万円」——その数字、たどると出どころがありません。ここには、公式サイトと公式発表で確認できた金額だけを、出典と確認日をつけて並べます。確認できなかったものは、確認できなかったと書きます。



運営会社が、自分で公表している金額
会社が自社サイトや公式発表に書いている金額です。出典のURLをLIVENOTEが実際に開いて、記載を確認しています。
年間グランプリ 1位の賞金
¥10,000,000
1年間の全イベントの総合得点で1位になったライバーに贈られる賞金。日常の配信報酬とは別のもので、受け取れるのは年に1人です。
シーズングランプリ 1位の賞金
¥2,000,000
3か月ごとの総合1位に贈られる賞金。同じプレスリリースに、前回から倍増したと書かれています。
時間ダイヤだけで見た、1か月の理論上限
¥412,500
最上位S6の時給5,500円に、公式が定めた月75時間の上限を掛けた金額。これはPocochaが金額と上限の両方を公開しているから計算できるもので、推定ではありません。ただし報酬のもう半分(盛り上がりダイヤ)は含みません。
いちばん下のランク(E1)の時給
¥30
始めたばかりの人が受け取る時間ダイヤ。同じ公式表の、いちばん下の行に書かれている金額です。
ライバー本人が、自分の金額として公表した記録
いまのところ、0件です。LIVENOTEは「本人が自分で公表した金額を、出典つきで記録する」ページを作るつもりで探しました。 本人の発信・報道・インタビューをあたりましたが、金額と発言者と出典の3つがそろって確認できる記録は、見つけられませんでした。
見つかったのは、金額だけが独り歩きしている記事の群れでした。 「月収数百万円のライバー」という見出しはあっても本文は有料、 「現役S帯ライバーに取材」とあっても発言者は匿名、という具合です。
載せるなら、この3つがそろったときだけです
- 1. 本人が自分の金額として、自分の名前で公表していること
- 2. 誰でも開ける出典があり、LIVENOTEがそれを実際に確認できること
- 3. いつの、何の金額なのかが特定できること
逆に、本人が公表していない収入額を推測して実名で載せることは、このサイトでは行いません。 それは書かれた側の生活に関わることで、しかもLIVENOTEが業界に対して「書いていない」と指摘している、その同じことを自分がやることになるからです。
※これは「存在しない」という証明ではありません。LIVENOTEが探した範囲での結果です。 条件を満たす記録をご存じの方は、出典URLを添えてお知らせください。確認のうえ、ここに追記します。
よく見かけるけれど、出どころにたどり着けなかった数字
嘘だと言っているのではありません。確かめる方法がない、と言っています。 判断の材料にするなら、その違いは知っておいたほうがいいと思うので、そのまま書いておきます。
「ポコチャの平均月収は48,365円」
よく載っている場所:ライバー事務所系メディア
「160名のアクティブライバーを当サイトが独自に調査」とあり、対象の選び方は書かれていません。掲載元自身が「公式に出されていない情報なので参考程度に」と注記しています。誠実な書き方ですが、第三者が確かめる方法はありません。
確認日:2026-08-30
「S1ランクなら月40万円、S4なら月70万円超」
よく載っている場所:ライバー事務所系メディア(現役ライバーへの取材として掲載)
取材を受けた人の名前も、金額の内訳も公開されていません。事務所は所属ライバーを募集する立場でもあるため、読む側がその前提を知っておく必要があります。
確認日:2026-08-30
「トップライバーの月収は数千万円」
よく載っている場所:まとめ記事・SNS
個人の報酬額を公表しているプラットフォームは1社もありません。この種の金額は、たどっても最初の出どころにたどり着けませんでした。
確認日:2026-08-30
ここからわかること
金額の情報には、はっきりした段差があります。会社が自分について言うこと(賞金・時給表)は公開されているのに、個人がいくら受け取ったかは、どこにも記録がない。 だから真ん中が空っぽのまま、上の方の数字だけが誇張されて流れていきます。
この空白は、透明性白書で書いた 「プラットフォームが率を書かない → 事務所が取り分を説明できない」という構造の、いちばん下流にあたります。 誰も実額を検証できないから、勧誘のときには大きい数字が、辞めるときには小さい数字が使えてしまう。
だから、こう考えるのが安全です
- ・誰かに提示された金額は、「出典は?」と聞いていい。答えられない金額は判断材料にしない
- ・計画を立てるなら、公式表で計算できる分だけで立てる
- ・上の方の金額は、賞金という「年に1人」の話と混ざっていることがある